朝、なんとなくスマホを眺めながらベッドの中で時間が過ぎていく。
気づけばもう昼前で、焦って1日を取り戻そうとする。
そんな日、ありませんか?
僕も昔はそうでした。
朝のうちに動き出せないと、
1日がどこか「重たいまま」進んでいく気がする。
頭も体もぼんやりして、仕事のキレも悪く、気づけば夜。
そして「今日も無駄にしたな」と、なんとなく自己嫌悪で1日が終わる。
でも、逆に「朝の時間」を少し意識して使うようになってから、
その感覚が変わったんです。
朝は、“ゴールデンタイム”
まだ世界が静かで、誰にも邪魔されない時間。
メールも電話もSNSの通知もない。
空気も澄んでいて、何かを始めるのに一番ふさわしいタイミングです。
そんな時間に、机に向かって「よし、やろう」と集中できた日は、
1日の充実度がまるで違います。
僕の場合、朝にやるべきこと(タスク)を全部終わらせるのが理想です。
特に考える仕事や集中を要する作業は、
午前中のうちに終わらせるようにしています。
朝に仕事が一区切りつくと、午後からは心に余裕が生まれます。
「午後は自由だ」と思えるだけで、仕事も生活もずっと軽やかになるんです。
朝に集中できるようになったきっかけ
正直に言うと、僕はもともと“朝が得意なタイプ”ではありませんでした。
夜遅くまで作業して、朝ギリギリに起きて、慌てて1日を始める。
そんな日が続くと、なんだかいつも疲れている。
それを変えたのは、ルーティンを決めたことでした。
朝早くに起きて、まずカーテンを開けて朝日を浴びる。
それからトイレに行って、顔を洗う。
飲むヨーグルトを飲みながら、お湯を沸かしてコーヒーを淹れる。
そしてそのコーヒーを持って、仕事部屋の椅子に座る。
ポイントは「仕事するために行く」のではなく、
「椅子に座るために行く」と決めること。
不思議なもので、座ってしまえば「せっかくだから少しやるか」と思える。
そうして少しずつ積み重ねていくうちに、
気づけば“朝の時間が自分にとって一番大事な時間”になっていました。
午後は、余白を楽しむ時間に
朝のうちに仕事を進めておくと、午後の時間がまったく違います。
焦りがないから、のんびりした気持ちで過ごせる。
本を読んだり、散歩したり。
朝の集中と午後の余白。
このリズムができてくると、1日を「ちゃんと生きてる」感覚が戻ってきます。
夜も自然と気持ちよく眠れて、翌朝もスッと目が覚める。
まるで、1日のテンポが心地よいリズムで流れ始めるような感覚です。
夜にスマホを見ないだけで、明日が変わる
もうひとつ、意識していることがあります。
それは寝る2時間前にスマホを見ないということ。
最初はなかなか難しかったけれど、
続けてみると次の日の朝のスッキリ感が全然違うんです。
スマホって、目から入る情報だけじゃなく、
心までざわつかせてしまう。
そのまま寝ると、頭が休まらず、浅い眠りのまま朝を迎えてしまうんですよね。
だから、夜は静かに過ごす。
照明を少し落として、ゆっくり過ごす。
お気に入りの音楽を流して、ぼーっとする。
それだけで、次の日の朝がぐっと軽くなります。
朝をデザインするという考え方
朝は、1日の過ごし方を決める時間。
どう過ごすかを決めることで、その日が決まる。
「なんとなく過ごす朝」は、
「なんとなく過ぎていく1日」をつくります。
逆に「意識して過ごす朝」は、
「納得感のある1日」をつくる。
たとえ10分でもいい。
静かにコーヒーを淹れて、今日の予定を整理するだけでいい。
朝を自分の手でデザインすること。
それが、気持ちよく生きるための最初の一歩なんだと思います。
朝が変われば、人生のテンポが変わる
忙しい毎日の中で、朝はつい“後回し”にされがちです。
でも、実は朝こそが、人生の舵を握っている時間。
朝が変わると、仕事のリズムが変わり、
仕事のリズムが変わると、気持ちに余裕が生まれる。
そしてその余裕が、また新しい朝をつくる。
そんな小さな循環を意識していけば、
毎日が少しずつ整い、やがて人生そのものが整っていく。
皆さんもぜひ朝を意識的に過ごしてみてください!