「ホームページを作ったけれど、その後ほとんど触っていない…」
「日々の業務に追われて、Webの更新まで手が回らない」
広報や総務、営業が兼任でWebを任されているケースでは、「更新の必要性は感じているけれど、具体的に何をやればいいのかわからない」という悩みを抱えている方が多いのではないでしょうか。
しかし、Webサイトは「作って終わり」では信頼を失ってしまいます。顧客は常にWebを通して会社を見ています。情報が古ければ「活動していないのでは?」と思われ、リンク切れや問い合わせフォームが動作していなければ「信用できない」と判断されることもあります。
大切なのは、定期的に小さな改善を積み重ねること。しかも、それに多くの時間は必要ありません。毎月たった1時間のチェックを習慣化するだけで、Webサイトは確実に生きたツールとして機能し続けます。
本記事では、忙しい担当者でも無理なく取り組める「毎月1時間でできるWebサイト改善のチェックリスト」をご紹介します。
なぜ“毎月のチェック”が必要なのか
信頼性の維持
Webサイトは企業の顔です。どれだけ営業担当が丁寧に対応しても、サイトに古い情報や壊れたリンクがあれば、一瞬で信頼を失います。顧客は「細部まできちんとしている会社なのか」を無意識に見ています。
情報鮮度の確保
「最新情報」や「お知らせ」が数年前で止まっていると、「この会社はもう動いていないのでは?」という印象を与えてしまいます。採用活動や新規取引を進めるうえでも、情報の鮮度は大切です。
小さな改善の積み重ねが大きな成果に
一度に大掛かりなリニューアルをするのは大変です。しかし、小さな改善をコツコツ続ければ、半年後・1年後には大きな差が生まれます。「更新されている=信頼できる」という印象を顧客に与えられるのです。
毎月1時間でできるチェックリスト(基本編)
ここからは、実際に毎月行いたいチェックリストを紹介します。所要時間は合計で約1時間。これだけでもサイトの信頼性は大きく変わります。
① ニュース・お知らせの確認
トップページに「新着情報」や「お知らせ」がある場合、内容が古くないかを確認します。数年前の更新が最後になっていると、活動していない会社に見えてしまいます。
・最新のニュースがない場合 → 小さな情報でも良いので追加(例:社員研修を行いました、新製品の取り扱いを始めました)
・古い情報しかない場合 → 非表示にするのも一つの手
② 会社概要・採用情報の確認
役員名、所在地、資本金、従業員数など、会社概要ページの情報が古くなっていないかをチェックします。採用情報も数年前から更新されていないと「採用に積極的でない」と思われかねません。
③ 問い合わせフォームをテスト送信
フォームが正常に動作するか、必ず毎月確認します。入力して送信できるか、エラーメッセージが出ないか、管理画面やメールにきちんと届くかをテストします。問い合わせが機能していないと、機会損失は計り知れません。
④ 画像やリンク切れのチェック
リンク切れはユーザーにストレスを与え、信頼を損ないます。特に外部リンクは知らない間に切れていることがあります。
・主要ページを開いてリンクを確認
・画像が表示されない箇所がないかをチェック
⑤ Google検索で自社名を調べる
実際にGoogleで会社名を検索し、表示結果を確認します。検索順位やGoogleマップでの表示、口コミの有無などをチェック。口コミに返信していない場合は対応することも大切です。
余裕があれば取り組みたい改善(発展編)
基本チェックに慣れてきたら、余裕のあるときに次の改善も加えてみましょう。
① 実績や事例を1件追加する
法人サイトでは「どんな仕事をしてきたか」が信頼の鍵になります。実績紹介や導入事例を定期的に更新すると、営業ツールとしての価値が高まります。
② 社員インタビューや活動報告を記事化
社内の雰囲気や文化を伝える記事は、採用にも効果的です。社員の声や日々の取り組みをブログ化することで、顧客にも「活発な会社」という印象を与えられます。
③ Googleビジネスプロフィールを更新
営業時間や住所、サービス情報などが最新かを確認。写真を1枚追加するだけでも「動いている会社」という印象を与えられます。口コミには必ず返信しましょう。
④ 簡単なSEO設定を見直す
・タイトルタグに主要なキーワードが含まれているか
・メタディスクリプションが空白になっていないか
・H1タグがページ内容に合っているか これらを見直すだけで、検索結果でのクリック率が変わります。
チェックを習慣化するコツ
どんなに良いチェックリストでも、続かなければ意味がありません。習慣化のための工夫を紹介します。
日程を固定する
「毎月第1金曜日の午前中はWebチェック」と決めてしまいましょう。予定に組み込むことで、忘れずに実行できます。
作業をマニュアル化する
手順を簡単にまとめたマニュアルを作り、誰でも同じようにチェックできる状態にしておくと安心です。担当者が変わっても継続できます。
改善点を記録する
気づいたことをメモに残し、翌月のチェックで振り返ります。改善の履歴が見えると「やっていて良かった」と実感でき、モチベーションにもつながります。
私たちamo studioは「作って終わり」のWeb制作は行いません。サイトを公開したあとも、企業が継続的に信頼を積み重ねられるよう伴走することを大切にしています。
具体的には、
・月次のアクセス分析レポートを共有
・改善提案を分かりやすく提示
・必要に応じて更新作業を代行
といったサポートを行っています。
一社一社に丁寧に寄り添い、「無理なく続けられる仕組みづくり」をお手伝いできます。担当者の負担を減らしながら、企業の信頼を積み重ねる。それが私たちの役割です。
月1時間の習慣が信頼を変える
・Webサイトは「作って終わり」ではなく「育てていく」もの
・放置は信頼を失い、機会損失につながる
・忙しい担当者でも、月1時間のチェック習慣で改善はできる
・基本チェック+発展改善を組み合わせて、信頼を積み上げる
顧客は、思っている以上に細かいところを見ています。だからこそ、小さな積み重ねが信頼につながります。毎月1時間の習慣を、ぜひ今日から始めてみてください。