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AIの言葉より、人の一言が響いた経験

Written by : yohta

Date : 2025.11.13

綺麗なガラス

AIの答えはいつも正しい。でも、なぜだか心は動かない

いま、AIに悩みを相談する人がとても増えています。
仕事のこと、人生のこと、キャリアのこと。
ChatGPTや他のAIに相談すると、驚くほど的確な答えが返ってきます。

・整理された論理
・現実的で無駄のない提案
・あなたの立場を踏まえたアドバイス
・しかも、待ち時間ゼロ

確かに、AIの言うことは「わかる」んです。
多くの場合、納得感もあります。

でも、なぜか行動に移せない。

もう答えは出ているはずなのに、どこかモヤモヤしたまま。
そんな経験、きっと誰にでもあるのではないでしょうか。

最近その理由を痛感する出来事がありました。
今回はその体験を通して、
「AIがどれだけ進化しても、人の言葉には絶対に代えられない価値がある」
ということについてじっくり考えてみたいと思います。

AIの答えは“正しすぎる”という新しい壁

AIに相談すると、多くの場合「最適解」が返ってきます。
とくにChatGPTは、感情抜きで物事を論理的に解きほぐし、
目的に向かう最短距離を示してくれます。

例えば、

「仕事の方向性に迷っています」
と言えば、AIはこんな感じで返してくる。

・目的を明確にするべき
・選択肢AとBのメリット・デメリット
・短期・長期の観点でどう判断すべきか
・今すぐやるべきアクション

すごく助かるし、実際に間違っていません。

ただ、“正しさ”は、必ずしも“前に進む力”にはならないんですよね。

AIの言葉は、整いすぎていて、揺らぎがない。
余白もなければ、温度もない。
そのおかげで客観的に理解できる一方、
心に「刺さる」感じがないことも多いのです。

・背中を押される感覚
・腑に落ちる感覚
・「なんだかよくわからないけど頑張れそう」という感覚

こういう“最後の一滴”は、AIからはなかなか得られません。

人の言葉には「背景」と「温度」がのっている

誰かの一言が胸に刺さる理由は、言葉そのものよりも、
その言葉を発した“人”の存在が影響しています。

・その人の生き方
・声のトーン
・表情
・その場の空気
・関係性
・過去の出来事
・自分を受け止めてくれているという安心

言葉の意味だけじゃなく、
「体験としての言葉」が伝わってくるんです。

たとえば同じ「大丈夫」という言葉でも、
人によって全然響き方が違うように。

これが、AIには出せない“人間の温度”です。
そして、最近その価値をあらためて痛感する出来事がありました。

【体験談】AIの答えは正しかった。
でも友人が動き出したのは「人と話した翌日」だった

先日、ある友人からこんな相談を受けました。

「今後どう進むべきか迷ってるんだけどどうにも一歩が踏み出せない。」

彼は真面目で、自分でもよく考えるタイプ。
そして、相談の前にすでにAIにも壁打ちをしていました。

「ChatGPTにも相談したら、方向性はなんとなくまとまったんだけど…」
と彼は言っていました。

実際に話を聞くと、AIから得た答えはかなり的確で、
論理的にも筋が通っており、方向性としても間違っていませんでした。

でも彼は続けてこう言いました。

「…でも、なぜか動けないんだよね」

▼ その日、ただご飯を食べながら話しただけ

その日はカフェでランチをしながら、
ゆっくり時間をかけていろんな話をしました。

・仕事の悩み
・これからどうしたいか
・子どもの話
・昔の話
・最近の出来事

特に解決策を押し付けたわけではありません。
単に「気持ち」を共有し合っていた時間でした。

僕自身も、ただ、話を聞いて、感じたことを返していただけ。

▼その翌日、友人から届いたメッセージ

次の日、彼から連絡がきました。

「昨日話して、なんかスッキリした。
今日からやっと動けそう。」

その一言を見た瞬間、
胸の奥がじんわり温かくなるのを感じました。

そして同時に、
“AIがどれだけ正しい答えを持っていても、人の言葉には別の力がある”
ということを強く実感しました。

つまり、
AIは「整理」はしてくれるけど
人は「前に進む理由」をくれる。

その違いがまざまざと浮き彫りになる体験でした。

AIの役割は“論理”。人の役割は“感情”

AIは論理を提供します。
人は感情を動かします。

AI:
・情報を整理する
・選択肢を提示する
・リスクとメリットを分解する

人:
・安心を与える
・寄り添う
・理解する
・共感する
・最後の一押しをする

友人のように、
「わかっているのに動けない」
という状態は誰にでもあります。

それを動かすのは、
頭ではなく、心なんです。

そしてAIは“正しい答え”を作れても、
「その人の心が前に進む準備ができたか」までは見れない。

これが“人が人を支える価値”だと思います。

AI時代だからこそ、人との対話は価値が上がる

AIが進化するほど、
人との会話の価値は逆に高まっていきます。

なぜか?

① AIの答えは誰でも手に入れられるようになるから

検索も壁打ちも誰でもできる。
その差がなくなる。

② 正しい答えを知るだけでは、人は動けないから

行動の理由は、感情が作る。
そこに人の存在が必要になる。

③ 「向き合う時間」が価値になる時代だから

忙しいのに時間をくれた
自分のために話してくれた
その“行為自体”に価値が宿る。

AIが「効率」を担うなら
人は「温度」と「時間」で価値をつくる。

Web制作・ブランド発信も同じ構造にある

これはWeb制作にもそのまま当てはまります。

AIで文章づくりもデザインもできる時代。
効率だけを求めたら、AIだけで充分。

でも、
なぜその店をやっているのか?
なぜその商品を作るのか?
どんな想いでこのサービスを届けたいのか?

こうした“人の物語”はAIの生成物では絶対に作れない。

人が行動する理由は、
「正しさ」より「想い」です。

だからこそ、
ブランドもサイトもSNSも、
どれだけ“人の温度”を乗せられるかが勝負になる。

AIは正しい。でも背中を押すのは、いつだって人

今回の友人との出来事は、
自分にとって大きな気づきになりました。

AIはこれからも進化し続けます。
的確な答えをくれます。
整理もできます。
選択肢も提示してくれます。

でも、
最後に人を動かすのは、いつだって“人”です。

言葉に乗る温度
表情
雰囲気
受け取った安心
その時間を共有したという事実

そういった「背景」全部が、行動の背中を押してくれる。

AIが“正しさ”を作るなら、
人は“勇気”を作る。

これからの時代、
その二つをどうバランスよく使いこなすかが、
より豊かに生きる鍵になるのだと思います。

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